DYMAGの歴史は、1970年代初頭に当時の四輪F1コンストラクターへ、その名前の由来となる「ダイキャスト(鋳造)マグネシウムホイール」の供給を開始した事に始まります。革新的な軽量性と高強度を両立したDYMAGホイールの性能は、レースでの好成績に直結し、当時のF1シーンにおける圧倒的シェアを獲得しました。
F1での成功により、一躍メジャーとなったDYMAGは、1970年代末期よりモーターサイクル用ホイールの開発をスタート、二輪世界選手権(WGP)を主戦場にダイキャストマグネシウムホイールの供給を開始します。
特徴的な断面形状を持つ3スポークデザインに由来して「Hセクション」と名付けられたそのホイールは、B・シーンのSUZUKI RGB−ΓやYAMAHA YZR500、今もってストリートカスタムの指標とされるE・ローソンのKAWASAKI KZ1000S1、F・スペンサーが駆ったHONDA CB750F等、80年代における国内4メーカーのワークス車両の多くに採用され、数々の勝利に貢献しました。
当時主流であったスポークホイールを、瞬時に過去のものとしてしまうほどのスマートなデザインと性能は、当時大きなインパクトを与え、DYMAGは高性能ホイールのワールドスタンダードとなります。
四輪F1、二輪WGPでの積極的な製品開発は継続、更にそのステージはマン島TTレースや4輪ラリーレイド等、より過酷でタフネスさが要求される場へと広げられ、ストリート向けダイキャストマグネシウムホイール実用化に向けてのノウハウを蓄積。
満を持してストリート向けダイキャクストマグネシウムホイールの発売を開始するに至ります。
このホイールは世界的なヒットとなり、DYMAGの名は一部のマニアだけでなく、世界中のエンスージアスト誰もが知り得る存在となります。

その後90年代に入ってもなお、鋳造中空成形、鍛造素材の採用、カーボンファイバー素材の採用等、DYMAGの技術的な進歩は加速、1997年に世界初となるストリート向けカーボンファイバーホイールの実用化に成功。
二輪向けカーボンホイールは2000年代に入り5スポークデザインへと進化、更に製品開発は継続され、世界初となる四輪用カーボン/マグネシウムハイブリッドホイールの実用市販化に成功。
これらのホイールは驚きと称賛をもって迎えられ、最高峰ステージでの採用実績を獲得します。

しかし、順調に成長し続けてきたDYMAGにおいても、長期的に続く世界不況による影響を回避する事は出来ず、2009年末に40年近く続いたブランドの歴史を一旦締めくくる事となります。
そして2010年、DYMAGブランドは、CSA Parformance Wheels社による、伝統的デザイン&クラフトマンスピリッツと新たな生産技術基準が融合した新プロジェクト共にリスタートし、創業より40年以上経過した2014年の現在も、高性能、高品質な製品を世界各地のエンスージアストのもとへお届けしています。

 
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